いちばん最初に
肌にふれるもの。

生まれたばかりの肌は、まだなにも知らない。

はじめて外の空気に触れる。
はじめて誰かに抱かれる。
はじめて、布に包まれる。

そのとき肌にふれるものが、
やわらかいか、そうでないか。
赤ちゃんには、わからない。
けれど、からだは覚えている。

育児工房は、その「最初の一枚」をつくる工房です。

消えかけた編み機が、教えてくれたこと。

綿花が「布」になるまでの、長い旅。

育児工房が使うのは、オーガニックコットンだけ。
化学薬品を使わず、三年以上かけて土壌を整えた畑で育った綿花です。

収穫された綿は、糸になり、生地になり、裁断され、縫われ、
ようやく一枚の肌着になる。
その旅路のどこにも、近道はありません。

手間がかかる。時間もかかる。
でも、それが赤ちゃんの肌に届くものならば、
かけた時間はぜんぶ、意味があると思っています。

吊天竺(つりてんじく)

空気を編んでいる、と言ったほうが近い。

知多木綿ガーゼ

この土地の水が、この布を育てた。

あなたが選んだものが、赤ちゃんの「あたりまえ」になる。

赤ちゃんは、自分で服を選べません。
肌にふれるもの、毎日からだを包むもの。
そのすべてを、誰かが「選んで」くれている。

だからこそ、その一枚に想いがこもっていたら。
素材を選んだ人の手が、丁寧であったなら。

それは赤ちゃんにとって、
いちばん最初の「あたりまえ」になります。

やわらかいことが、あたりまえ。
やさしいことが、あたりまえ。

育児工房がつくりたいのは、そういう「あたりまえ」です。